言霊の旅路は、全国の御朱印・神社仏閣・パワースポットに特化した参拝情報メディアである。編集部では延べ500社以上を実際に参拝取材し、数多くの御朱印帳を使ってきた。その経験をもとに、この記事では御朱印帳の選び方について、サイズや素材の違い・入手できる場所・使い始めの作法・保管の方法までを、これから御朱印集めを始める人にも分かりやすく解説する。
御朱印めぐりを始めようとするとき、多くの人が最初に迷うのが御朱印帳選びである。「サイズはどれを選べばよいのか」「どこで買えるのか」「神社とお寺で分けるべきなのか」——こうした疑問を抱えたまま、なかなか一歩を踏み出せない人もいるのではないだろうか。御朱印帳は長く付き合う相棒である。自分に合った一冊を選べば、御朱印めぐりがいっそう楽しくなる。この記事で、後悔しない御朱印帳選びの基準を身につけてほしい。
御朱印帳とは何か
御朱印帳とは、神社やお寺で御朱印をいただくための専用の帳面である。一般的には和紙を蛇腹状に折り畳んだ形式で、表裏の両面に御朱印を受けていく。表紙には布や紙が用いられ、神社仏閣の名や象徴的な意匠があしらわれたものが多い。御朱印は参拝の証であり、御朱印帳はその証を綴じていく大切な一冊となる。
御朱印帳はメモ帳やノートとは異なり、参拝の記録であると同時に、神仏とのご縁を形にしたものである。粗末に扱わず、丁寧に保管することが望ましいとされている。日付とともに墨書された御朱印は、その日その場所でしか受けられない、世界に一つの記録である。一冊に集めた御朱印を後から見返せば、参拝したときの情景や心境がよみがえってくる。御朱印帳は、旅の思い出を綴る日記のような存在でもあるのだ。ページをめくるたびに、その日の天気や参道の香り、境内の静けさまでもがよみがえってくる。
御朱印帳のサイズを知る
御朱印帳には主に二つのサイズがある。一つは大判と呼ばれる縦18センチほどのサイズで、もう一つは小判と呼ばれる縦16センチほどのサイズである。大判は御朱印がゆったりと収まり、見開きの豪華な御朱印にも対応しやすい。小判は持ち運びしやすく、鞄に収まりやすいのが利点である。ちなみに、寺社によっては独自の大きさの御朱印帳を頒布している場合もあり、必ずしも二種類だけに限られるわけではない。
どちらを選ぶかは好みによるが、初めての一冊には大判をすすめる声が多い。見開きの御朱印や大きめの墨書にも対応でき、いただいた御朱印の迫力を存分に楽しめるためである。一方で、頻繁に持ち歩きたい人や収納場所を重視する人には小判が向いている。まずは自分の御朱印めぐりのスタイルを思い描いてから選ぶとよいだろう。旅行を兼ねて遠方の社寺を巡ることが多いなら小判、近場をじっくり巡って豪華な御朱印を楽しみたいなら大判、といった選び方も一つの目安になる。
私は最初に大判を選んだのですが、見開きの御朱印が映えるので大判にして正解でした!
素材とデザインの選び方
御朱印帳の表紙には、布製と紙製がある。布製は西陣織などの織物を用いた高級感のあるものが多く、耐久性にも優れている。紙製は軽く、色鮮やかな柄や現代的なデザインが豊富である。中の紙質も御朱印の仕上がりを左右する要素で、墨のにじみにくい上質な和紙を使ったものを選ぶと、美しい御朱印を保てる。裏写りしにくい厚手の紙を使った御朱印帳なら、両面をしっかり使えて経済的でもある。
デザインは実に多彩で、神社仏閣の伝統的な意匠から、花や動物をあしらった愛らしいもの、現代アート風のものまで揃っている。季節の花や縁起物をあしらった御朱印帳は、持っているだけで気分が華やぐ。参拝した神社のオリジナル御朱印帳を、その社の記念として選ぶ人も多い。毎日手に取るものだからこそ、見ているだけで心が弾むデザインを選びたい。愛着の持てる一冊は、御朱印めぐりを続ける原動力になるのではないだろうか。
中紙の質は御朱印の美しさを左右するので、デザインだけでなく紙の良し悪しも押さえておこう!
御朱印帳はどこで手に入るか
御朱印帳を入手できる場所はいくつかある。最も一般的なのは、神社仏閣の授与所である。参拝した社寺のオリジナル御朱印帳をその場で購入し、最初の御朱印をいただく——という始め方は、記念にもなり人気が高い。その神社でしか手に入らない限定デザインの御朱印帳もあり、参拝の記念としての価値は大きい。有名な神社仏閣では、その社ならではの意匠を凝らした御朱印帳が用意されている。
このほか、御朱印帳を専門に扱う店や、和雑貨店、書店、通販サイトでも購入できる。通販ではさまざまなデザインをじっくり比較しながら選べる利点があり、口コミを参考にできるのも心強い。初めての一冊を神社で授かるか、じっくり選んで通販で購入するかは好み次第である。どこで手に入れるにせよ、自分が心から気に入る一冊を選ぶことが、長く御朱印めぐりを楽しむ秘訣である。
通販なら在庫やサイズを事前に確認できるので、旅先で慌てないよう出発前に調べておくのを確認しておこう!
神社とお寺で御朱印帳を分けるべきか
御朱印集めを続けるうえでよく聞かれるのが、神社とお寺で御朱印帳を分けるべきかという問いである。結論から言えば、必ず分けなければならないという決まりはない。一冊に神社とお寺の御朱印を混在させても、多くの場合は問題なく受けられる。実際、一冊にまとめて楽しんでいる参拝者も少なくない。
ただし、一部の寺院では他の宗派や神社の御朱印が入った帳面には御朱印を授けない場合があるとされている。こうした事情を避けたい場合は、神社用とお寺用に分けておくと安心である。分けておけば見返すときにも整理しやすい。自分の集め方や参拝先に応じて、無理のない方法を選ぶとよいだろう。二冊持ちが負担に感じるなら、まずは一冊から始めても構わない。慣れてきて集める御朱印が増えてきたら、テーマごとに帳面を分けていくという楽しみ方もある。ご利益別や地域別に分けて集める上級者もいる。
私は神社とお寺で分けているのですが、見返すときに整理されていて分けておいてよかったと感じています!
御朱印帳の使い始めと保管の作法
新しい御朱印帳を使い始めるときは、表紙の内側や最初のページに氏名を記しておくとよい。授与所に預けた際の取り違えを防げるうえ、自分の帳面だと一目で分かる。蛇腹式の御朱印帳は、表側から順に使っていくのが一般的だが、決まりはないため使いやすい向きで構わない。表面を神社用、裏面をお寺用と使い分ける人もいる。書き置きの御朱印をいただいた場合は、のりやテープで丁寧に貼り付ける。
御朱印帳の保管では、湿気と直射日光を避けることが大切である。墨や朱印の褪色を防ぐため、風通しのよい場所で保管したい。数が増えてきたら、桐箱や専用の収納ケースに納めると長く美しい状態を保てる。大切に扱えば、御朱印帳は一生の宝物になる。集めた御朱印を折に触れて見返し、参拝の記憶を味わうのも、御朱印めぐりの楽しみの一つである。一冊書き終えた御朱印帳は、その期間の参拝の歩みそのものであり、かけがえのない記録として手元に残る。
延べ500社を巡ってきた経験からも、御朱印帳は湿気と日光を避けて丁寧に保管することを押さえておこう!
御朱印帳とあわせて用意したいもの
御朱印帳を手に入れたら、あわせて用意しておくと便利なものがいくつかある。まず、御朱印帳を保護する専用の袋やカバーである。布製やビニール製などさまざまな種類があり、御朱印帳のサイズに合わせて選ぶ。鞄の中で表紙が傷んだり、雨で濡れたりするのを防いでくれる。お気に入りの御朱印帳を長くきれいに使うために、ぜひ用意したい一品である。ビニール製のカバーなら急な雨でも安心である。
もう一つ用意しておきたいのが、書き置きの御朱印を挟むクリアファイルである。神社によっては、あらかじめ和紙に書かれた御朱印を授与する場合があり、これを折らずに持ち帰るためにクリアファイルが役立つ。あとから御朱印帳に貼り付ける際も、折り目やしわがつかず、きれいな状態を保てる。専用ののりを使うと、和紙を傷めずにしっかり貼り付けられる。小銭入れに初穂料用の小銭を準備しておくと、授与所での受け渡しもスムーズである。こうした小さな備えが、御朱印めぐりを快適にしてくれる。
私はクリアファイルを持たずに書き置きを折ってしまった失敗があるので、一枚は必ず持ち歩いています!
まとめ|自分に合った一冊で御朱印めぐりを
御朱印帳は、サイズ・素材・デザインのいずれをとっても選択肢が豊富で、選ぶ楽しみそのものが御朱印めぐりの入り口となる。大判か小判か、布製か紙製か、そして神社とお寺で分けるかどうか——自分の集め方を思い描きながら、心から気に入る一冊を選んでほしい。お気に入りの御朱印帳を手にすれば、最初の参拝へ出かけたくなるだろう。まずは近くの神社を訪ね、記念すべき一つ目の御朱印をいただくところから、あなたの御朱印めぐりを始めてみてはいかがだろうか。御朱印帳の入手先や初穂料は変更される場合があるため、社寺で授かる際は事前に確認しておくと安心である。

御朱印帳は参拝の証を綴る大切な一冊なので、神仏とのご縁を形にするものだと心得ておこう!